Sunocoの休日

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ジョーカー誕生の秘密とは。映画ジョーカーを観て

こんにちはSunocoです。

 

本日は映画「ジョーカー」についてお話しします。

※ネタバレ注意

 

 

あらすじ

主人公は母の「どんな時でも笑顔で人々を笑わせなさい」という言葉を胸にピエロとして働きながら、大物司会者マレーのようなコメディアンになることを夢見ていた。

 

「突然笑い出す」という心の病気を患っていた主人公は普通の人のように暮らしたいと願っていたが、周りからは気味悪がられ仕事もうまく行かなかった。

しかし、病気の母親の為、働かなければいけなかった。

 

ある日、小児科病棟でピエロとして踊っていた彼は転んだ際に誤って隠し持っていた銃をうっかり落としてしまう。当然、仕事はクビになった。

帰り道、電車で女性が3人の青年に絡まれているのを目撃し、彼は何故か笑い続けていた。青年達はそんな彼を面白がり、暴行を加える。彼は隠し持っていた銃で思わず青年達を射殺する。一人、二人、そして逃げ回る三人目も駅のホームに追い詰め、殺した。

 

彼がピエロの格好をしていたことから「殺人ピエロ」と呼ばれ、市民達は富裕層への復讐だとして殺人ピエロをヒーローのように崇拝した。この事件をきっかけに貧困層の市民の不満が爆発し、街ではピエロの格好をした市民達が暴徒化し始める。

警察は青年殺しの容疑者として、主人公を追い始める。

 

母親の病気が悪化し、入院を余儀なくされる。

彼の父親で市長候補とされているウェインに助けを求めるが、父親ではないと一蹴された。調べてみると全ては母の妄想でありウェインの子供ではありませんでした。

仕事も社会的地位もなく、貧困脱出の唯一の望みも絶たれた彼は絶望し、入院している母親を窒息死させます。ここから、彼は今までうちに秘めてきた自分「ジョーカー」を解き放ちます。

 

偶然テレビで放映された彼のライブ映像が評判となり、念願であった大物司会者マレーとの共演を果たします。夢の舞台に立った彼でしたが、マレーに笑いの種にされ怒りからマレーを射殺します。すぐさま警察に取り押さえられます。

 

街では放送を見たピエロ達が暴れており、芸術鑑賞をしていたトーマス・ウェイン達はすぐさま避難しようとしますが、その途中何者かに殺されてしまいます。トーマス・ウェインの息子ブルース・ウェイン(後のバットマン)は両親が殺された現場で立ち尽くた。

ジョーカーの移送中、ピエロのがパトカーを襲い、ジョーカーを救い出します。

ジョーカーは暴徒化したピエロ達の前で笑って踊るのでした。

 

そして、場面が変わり、病院の中。

突然笑い出す主人公に女性が「何がおかしいの?」と聞くと「面白いジョークを思いついたんだ。理解してもらえないと思うけど」と言って笑いました。

 

おしまい

 

感想

本作品では主人公アーサー・フレックがジョーカーとなっていく過程が描かれています。コメディアンを目指していた心優しい主人公が居場所を失っていき絶望していく様子はとてもスリリングで終始ドキドキしながら映画に釘付けになりました。

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主演のホアキン・フェニックスの怪演が凄まじかったですね。本作品の重要な要素である「笑うシーン」は楽しい笑いだけでなく、苦しい笑いや周りと合わせる笑いなど様々な意味があり、それらを演じ分けるところがさすがだなと感じました。

 

貧困層を象徴する「ジョーカー」と富裕層を象徴する「ウェイン」の対比も面白かったですね。本作品はジョーカーが誕生する物語ですが、同時にバットマンが誕生するきっかけも描かれており、バットマンシリーズの導入としてみるのもいいかと思います。

バットマンシリーズは「ダークナイト」がおすすめなので、気になった方は是非ご覧ください。

 

それでは今日はこの辺で。

さようなら〜